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井筒屋のこだわりCommitment

輸入小麦への疑問から始まった

ここ数年、国産小麦を使った麺はずいぶん増えてきていますが、井筒屋では他社に先がけて、20年ほど前から国内産小麦100%の手延べ麺を作り続けています。

今、日本で食べられている麺の原料の小麦はほとんどがオーストラリア産やアメリカ産の輸入小麦です。
その理由は、国内産の小麦は麺作りには向いていない、味が劣るから等と云われています。

本当にそうでしょうか?

それが本当ならば、なぜ日本の麺は現在も伝えられ続けているのでしょうか?
800年もの昔から食べ続けられている日本の伝統的な食品なのに、なぜ輸入小麦を使うのか?

それに輸入小麦はポストハーベストが心配、日本の食糧自給率を少しでも向上させたい、そんな思いから、先代社長・佐野文彦は国産小麦を100%使った麺の製造を決意しました。

試作、国産小麦100%の麺づくりへ

そして試作の日。
小麦粉を捏ね始める前に製造担当者から

「輸入小麦とは違う、ええ香りがする」

という言葉が出てきて、仕上りの期待は高まります。
捏ね、いたぎ、こなし、かけば、こびき、箸分け・・・と各工程が進んでいきます。
そして翌日、乾燥を終えて出来上がった麺をさっそく試食です。

出来上がったばかりの国内産小麦100%の麺を食べてみると、海外産の小麦では感じることのできない小麦のやさしい香り、もっちりした食感に、ほんのりと小麦の甘みが口の中に広がっていきます。

試食した社員たちからも「おいしい」「うまい」「これはいけるわ」などと、良い評価の言葉ばかりが出てきました。

実際に商品化された国内産小麦100%の麺は消費者の心をつかみ、また業界からの注目も集め、ヒット商品となりました。

そして、この後から井筒屋が製造する麺は国産小麦100%という方向へ大きくシフトしていき、今では弊社で製造する麺の年間生産量の80%以上が国内産小麦100%のものになっています。

そして有機栽培小麦へ

国産小麦100%の麺を販売し、注目を集めた翌年に、ある自然食品の販売元から国内産有機小麦を主原料とする手延べそうめん、ひやむぎ、うどんの製造を依頼されることになりました。

受注したものの、いざ製造してみると、これがなかなかうまくいかない。
原料の配合、水の量、塩分量など、あれこれ試したあげくようやく製品化にこぎつけました。
このときの有機小麦の配合割合は小麦粉使用量全体の55%でした。

自然食品会社のオリジナル品としてコンスタントに販売を重ねた3年後新たな出会いがありました。
それは、自然食品会社の仕入れ先グループの会合で出会った有機小麦などを自社農場で栽培し有機醤油を製造しているメーカーでした。
この出会いが有機小麦100%の麺を作るきっかけとなったのです。

この醤油メーカーが持つ有機小麦粉で作ったそうめんと有機麺つゆのセットを販売することになったのです。
やはり製造は困難を極め、捏ねては廃棄が続きました。
しかし、ようやく製品化にこぎつけ有機麺のギフトセットは希少価値も相まって好調に売れてゆきました。

その頃は、有機JAS法もまだ整備されておらず、原料の数%しか使っていなくても「有機」と表示した食品が出回ったりしていることで有機食品の表示や有機食品としての正当性等がいろいろと議論されていました。

正当な有機食品を製造していることを示すために、有機加工食品の製造工場として1999年10月にJONA(日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会)の認定を受け、さらに翌年2000年には有機JAS法が成立し、この年の11月、有機JAS認定工場となりました。

国内産有機小麦でスタートした井筒屋の有機麺は静岡産、広島産、秋田産、青森産、石川産と原料確保に毎年のように奔走していましたが、天候不順などによる凶作もあって国内での原料調達が難しくなり、現在は北米産の有機小麦(もちろん有機認定品)を使って製造しています。

有機JAS法が整備されたのち、麺業界でも有機認定を取得したメーカーが次々と現れました。
しかし、今も変わらずに毎年有機認証品の麺を作り続けているメーカーは少なくなり且つ、手延べ製法で有機認証品を作っているところとなると、世界レベルでみても10社も無いかもしれません。

井筒屋はこれからも、
「本当においしいもの」、「安心して口にできるもの」を作り続けていきます。

有機認定証明書
有機認定証明書